★随時体験可能★
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。
■体験料■　５００円

花はそこに在るだけで美しい。余分な虚飾などいらない。飾ろうとすればするほど自然の美は見えなくなってしまう。完結された作品をどのように生け、どう扱うか。それをお手伝いするのが私共の役目です。どうぞお気軽にお越し下さい。

いけ花は、特別な日を演出する力を持つ。家族の誕生日や結婚記念日など日常の生活の中に華やかさを加えたい時に、うってつけだ。高岡スタジオの講座では、晴れの日を祝ういけ花を学ぶことができる。
　古流柏葉会家元之会頭で、富山県いけ花作家協会専務理事の渡邉理倭さんが講師を務める。古流は江戸時代から続く流派であり、華道を始めて５０年という渡邉さんは柏葉会の重鎮である。
　この日は正月のいけ花をテーマに、緑がみずみずしいオモトを花材に稽古が行われていた。受講生の男性２人が、それぞれ葉の向きや反りなどを考えながら作品を組み上げていく。
　「経験が大切」と話す渡邉さんは、まずは受講生が自らの感性と技術で作品を完成させるまで見守る。そして、できた作品に対して必要最小限の手直しで受講生に足りない視点を優しく教えた。その上で「花の命を大切にしてほしい」と呼び掛けた。
　年度末には家族が卒業したり、会社で送別会を企画したりする人もいるだろう。門出を祝う花の演出に挑戦してみてはいかがだろうか。