初めての日本画

★随時体験可能★
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。
○体  験:作品鑑賞と講座内容の説明
○体験料:500円

草花や静物を中心に写生し、形や色の美しさを理解することが日本画の基礎です。風景や人物などを題材に岩絵具やニカワを使う上級レベルまで、日本画の美しさを深く学びます。

 鉱石や貝殻などを砕いた絵の具で描き、繊細な色合いが美しい日本画。高岡スタジオの講座「日本画」では、受講者が植物や風景などを題材に、時間を忘れて制作に打ち込んでいる。
 講師は金沢美大卒の日本画家、網谷真佐美さん。受講者からは「娘より若くて優しい先生」「さっぱりした性格で何でも質問しやすい」と慕われている。
 受講者に日本画の魅力を尋ねると「うーん、洋画に比べて面倒くさいところかな」と意外な答えが返ってきた。ほかの受講者も「そう、難しいからのめり込むのよね」とうなずいた。
 日本画は石を原料とする岩絵の具のほか、土などを染色した水干(すいひ)絵の具を膠(にかわ)液と水で溶いて和紙に定着させる。岩絵の具には番手があり、粒子が細かいほど白っぽくなり、扱い慣れるのに時間がかかる。膠液の濃度にも注意が必要だ。網谷さんは「面倒な分、自分の中で作品を温める時間が長くなるんですよ」とほほ笑んだ。
 講座では、スケッチから始め、箔(はく)による表現や絹に描く方法も学んでいく。
●うれしい記憶残す
 受講者は庭に咲いたツバキやたわわに実ったブドウなどを生き生きと描いていて「六十の手習いで、有意義な時間が過ごせている」。「仲間に会うのも楽しみ」などと講座の魅力を語る。京谷邦子さん(70)=射水市=は、母の日にアジサイの鉢植えをもらったことがうれしくて、スケッチに残した。網谷さんは「皆さんといると『絵を描いて人生を豊かにする』ということを感じます」と話した。
 網谷さん自身は伝統的な花鳥画のほか、現代的な絵も描いている。「人によって物の捉え方も表現もさまざま。それぞれの思いを絵にしてほしい」と語った。

■いつも新しい発見 大指勢津子(おおさし・せつこ)さん(高岡市戸出町1丁目)
 定年退職後に日本画を習い始めました。最近は、庭に咲いたかれんなシュウメイギクや、旅行に行って静岡県側から写真を撮った富士山などを描いています。絵を描いていると時間を忘れます。先生は根気強く教えてくださって、いつも新しい発見があります。

開講日・体験日

※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。

曜日・時間

月曜日
10:00〜12:00

期間・受講料

5,720円(月4回)
※その他設備維持費
※お支払い方法:口座振替

初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし1DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。
別途、設備維持費が必要です。体験や受講希望の方は事前にお申し込みください。

講師

日本画家
網谷 真佐美

講師プロフィール

網谷 真佐美 amitani masami
1971年 富山市生まれ
金沢美術工芸大学 日本画専攻卒業


1993年 第25回日展 入選(同 ’95、’98 ’03 入選)
1994年 金沢美術工芸大学 日本画専攻 卒業
        第5回臥龍桜日本画大賞展入選(同 ’95 奨励賞)
1995年 第30回日春展 入選(同 ’01、’06 入選)
        第9回青垣2001年日本画展 入選
1997年 文化庁芸術インターンシップ研修員
1998年 日本画三人展 陣屋 (銀座/ギャラリー毛利)
1999年 翔展 (富山/黒部市美術館)
2003年 国際美術キャンプ参加 (ハンガリー・ハイデュサボスロー)

備考

●お申し込みには預金口座の振替登録が必要です。
 ≪ご用意いただくもの≫
  @3カ月分の受講料 A口座番号 B預金口座お届印
  *最初の3カ月分はコンビニ振込用紙でお支払、4カ月目より預金口座からの引落
●はじめての方は入会金500円が必要です。ただし70歳以上の方は入会金が不要です。