和服リフォーム

♪見学のみ随時受付中♪
◎体験はできません

ご自宅に眠っている大切な和服をリフォームし、蘇らせてみませんか。「寸法を直し、自分で着られるように」「ズボンやシャツに直す」「タペストリーや小物にして残す」など、さまざまな活用方法があります。初心者の方でも基礎からていねいにお教えします。各人の目的に沿って受講できますので、お気軽にお越ししください。

 家族が遺(のこ)した着物、自分の若い頃の着物。どの家のたんすにも、着られる機会がないまま眠っている着物があるかもしれない。高岡スタジオで開講中の「和服リフォーム」では、受講者が、思い入れのある着物の寸法を直したり、シャツやズボン、タペストリーや小物に作り替えたりして「新たな命」を吹き込んでいる。
 講師で和裁士の旭紀江さんは「昔の人は着物が破れたら、使える部分をほかの着物の袖に付け替えたりして、当たり前にリフォームしていた」と話す。「断捨離」が目的の人もいるものの、着物を着ない時代になって、嫁入りの際、母親がたんすいっぱいに持たせてくれた着物が捨てられず、どうにかして役立たせたいと受講する女性が多い。
 旭さんによると、最初は皆、着物にはさみを入れることにためらうが、生まれ変わって輝きを放つ姿を見ると、笑顔になる。旭さんは受講者が作りたい物に応じ、裁縫の基本から丁寧に教える。リバーシブルのエプロンドレスを縫った女性は「人が持っていない物が着られていい」とうれしそうに作品を見せてくれた。
●母と子の着物で
 母親と自分のウールの着物を1枚のこたつカバーに仕立てた受講者もいる。鮮やかで大胆な柄に猫のアップリケがあしらってあり、広げると「すてきね」と、周りからため息が漏れた。
 古布で作った花のパーツを付けて巾着をこしらえていた五十嵐美代子さん(36)=高岡市=は、「先生はそれぞれの体形を見てぱっと採寸されます。私もそうなりたい」と話した。旭さんは「着物は捨てたらただのごみ。もったいない。一人一人の夢を形に、必要な物を作っていけたらいいですね」とほほ笑んだ。

■母の着物がコートに 門廻(せと)美智子さん(高岡市宝来町)
 定年退職後に通い始めました。10年前に母が亡くなり、着物を捨てるのが忍びなくて、コートやベストに作り替えました。とうとう黒い着物だけが残り、今は自分の着物を使っています。親が苦労して作ってくれた着物が役に立ってうれしく思っています。

開講日・体験日

※見学の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。

曜日・時間

水曜日
10:00〜12:00

期間・受講料

4,840円(月4回)
※別途、設備維持費がかかります。

初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし1DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。
別途、設備維持費が必要です。体験や受講希望の方は事前にお申し込みください。

講師

和裁士一級技能士2016-16-125-1
厚生労働省ものづくりマイスター
旭 紀江

持ち物

裁縫道具・ウールの着物(ほどいてなくてもよい)

備考

●お申し込みには預金口座の振替登録が必要です。
 ≪ご用意いただくもの≫
  @3カ月分の受講料 A口座番号 B預金口座お届印
  *最初の3カ月分はコンビニ振込用紙でお支払、4カ月目より預金口座からの引落
●はじめての方は入会金500円が必要です。ただし70歳以上の方は入会金が不要です。