■体験日■※事前に必ずお申し込みください
■時　間■第1･2･3水曜日19:30〜21:30（体験20:00〜）
　　　　　第2･3･4金曜日14:00〜17:00（体験14:30〜）
　　　　　第1･2･3土曜日10:30〜12:00（体験11:00〜）
■会　場■ﾌｧﾎﾞｰﾚ1階　ﾌｧﾎﾞｰﾚｶﾙﾁｬｰ　教室
■持ち物■書道用具
■対　象■小学生から大人まで

　　☆☆☆無料体験会受付中☆☆☆

〜〜文字は正しく美しく〜〜　　　　　　
日展作家が直接指導します。
各自のレベルに合わせて、プロが懇切丁寧に指導します。

　筆を手に半紙へと向かう表情は、男子小学生も傘寿を過ぎた主婦も、皆一様に真剣そのものだ。買い物客でにぎわう、平日夜のショッピングセンターの一角に、静かな緊張感が漂う。
　富山市のファボーレカルチャーの書道講座では、晴（せい）巒（らん）会の山口李鳩会長（４９）の指導を受け、老若男女が精進に励む。受講生は毎月、年代に応じて用意される課題を練習し、最終週の講座で清書を提出する。
　山口さんの指導は基本的に「待つ」スタイル。受講生が筆を握っている間、口を出すことはほとんどない。「自分の字に何が足りないかを自分で考え、見極めることが大切」との考えからだ。その分、助言を求められれば、全体のバランスから一画一画の長さや角度に至るまで、朱墨で線を引きながら細かく丁寧に説明する。
　上達のためには人と競い合う経験も欠かせない。年２回の昇段・昇級試験と会の作品展は全員が参加し、県展や富山市展へと意欲的に出品する人もいる。
●異なる書体に挑戦
　講座では、きれいな字を書くための基本の徹底はもちろん、表現力を磨くことにも重きを置いている。大人は標準的な書体である楷書に加え、文字の形を崩した行書や草書も練習し、デザイン性が高い隷書に挑戦する人もいる。山口さんは「違う書体の筆遣いを学ぶことで表現の幅が広がり、楷書の上達にもつながってくる」と重要性を説く。
　毛筆は鉛筆やペンと比べて扱いが難しい。だからこそ、納得のいく字が書けた時の喜びはひとしおだ。「挑戦し、クリアできた時の達成感や充実感を楽しんでほしい」と山口さん。受講生が自分の字に胸を張れるよう、書の腕とともに確かな自信も育てている。

■公募展にも挑戦　田中タミ子さん（富山市婦中町上轡田）
　もともと毛筆が好きで、基本から習ってみようと１８年前に通い始め、公募展にも挑戦するようになりました。今は先生に見てもらいながら、縦１８０センチ、横６０センチほどの作品を制作しています。草書や隷書も学び、書がますます楽しくなりました。