★随時体験可能★
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。
■体験料■　５００円

手すき和紙を素材とし、ちぎる、貼るといった手法で制作する「和紙ちぎり絵」。繊維の持ち味を生かした川の水の流れや、緑の木々などの自然の作品には独特の温かさや、優しさを感じます。初心者を対象に、わかりやすくお教えします。

　高岡本部スタジオの「和田華光和紙アート絵教室」は、初心者でも本格的なちぎり絵を作ることができるとあって評判の講座だ。受講生は草花や河川、動物などを題材にそれぞれのペースで作品制作に取り組んでいる。
　講座では、県内各地でちぎり絵教室を展開する和田華穂さん（５６）が講師を務める。和田さんは受講生の感性を生かす指導を心掛けており、積極的に声を掛ける。
　受講生は草花や動物の写真を見ながら、下地となる台紙に和紙を手でちぎって貼っていく。和紙は厚さが違う１２種類を使い、和田さんが受講生の作りたい絵に合わせて染める。
　ちぎった和紙はそのまま貼るだけでなく、引っ張ったり、ねじったりして貼り重ねることで奥行きのある絵になる。和田さんは「水彩画や油彩画では出せない立体感を表現できる」と話す。
　受講生は、講座外でもちぎり絵を使って年賀状や干支（えと）の飾り物を制作する。受講生からは、「先生といろいろな話をしながら、自分の作りたいものを見つけていくのが楽しい」との声も聞かれる。
　和田さんは「ちぎり絵は何度でもやり直しでき、失敗はありません。絵が描けなくても簡単にできるので、まずは体験してみてください」と語る。