加賀花てまり
- 教室:富山新聞文化センター 高岡本部
- 富山県高岡市広小路1-15 富山新聞高岡会館内
- 電話:0766-26-7000
★随時体験可能★
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。
■体験料■ 500円
伝統の加賀てまりや創作花てまりなど、複雑な模様も基本技法を習得すればだれにでも出来ます。自分のオリジナル作品も美しい色素を追いかける根気があれば大丈夫です。
色鮮やかな模様が美しい加賀手まりは、徳川幕府2代将軍秀忠の娘・珠姫が前田家に輿(こし)入れした際に持参した手まりをもとに生まれたとされる。高岡本部スタジオで開かれている「加賀花てまり」では、受講生は色とりどりの糸を使って花のような幾何学模様を自在に表現し、創作の可能性を広げている。
日本手まりの会教授の酒井禮子さん(78)が講師を務める。酒井さんは約50年前、土産でもらった手まりの美しさに魅了され、手まり作りにのめり込んだ。
●まずは球体作りから
初心者はまず、土台となる球体作りから始める。綿に糸を巻き付け、きれいな形になるまで巻くことで感覚をつかんでいく。
球体ができたら、球体を分割する「地割り」のやり方を学ぶ。地割りは手まりの模様を刺しゅうする際の基本で、6、8、10等分などさまざまな地割りを組み合わせることで複雑な模様が出来上がる。
地割りのあと、刺しゅうを施していく。初心者は伝統的な菊や麻の葉の模様から始めていく。複雑な模様を表現するときは、グラフを活用する。縫い始めの位置や糸の本数を記したグラフを書くことで、どんなに細かい模様でも刺しゅうで浮かび上がる。最後の1針までどんな仕上がりになるか分からないので、作る過程を楽しみながら創作できる。
受講生は、制作した手まりを家族や友人の祝い事にプレゼントしたり、小さな手まりをキーホルダーにアレンジしたりして暮らしに彩りを加えている。
酒井さんは「細かい作業に見えるが、気楽な気持ちでやったほうが長く続く。雪国の冬の楽しみとして始めてみてほしい」と話した。
■完成まで夢中で制作 嶋尾美枝さん(84)(氷見市阿尾)
10年以上続けていますが、1個の手まりが出来上がるまでが楽しみで、いつも夢中で制作しています。一つとして同じ作品は出来上がりません。自宅の棚には今まで作った手まりを並べて飾ってあり、見ると壮観です。遊びに来た友人たちはみんな「すごい」と喜んでくれます。
【加賀花てまり】高岡本部スタジオで第1、3金曜の10時〜正午。受講料は2860円(月2回分)。問い合わせは同スタジオ=0766(26)7000=まで。
開講日・体験日 |
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。 |
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曜日・時間 |
第1・3金曜日 |
期間・受講料 |
2,860円(月2回) 初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし1DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。 |
講師 |
日本手工芸指導協会師範 |
備考 |
●お申し込みには預金口座の振替登録が必要です。 |