ひょうぐ「ミニ屏風を作ろう」

いま見直されている和の文化
「ニミ屏風」「ミニ掛軸」「和本」などを作ります。

■体験料■ 500円  ※事前に必ずお申し込みください。
■材料費■ 200円
■持ち物■ エプロン
 
屏風に使われてい る紙蝶番は、日本独自の表具技術です。
和の文化を見直しながら、 お気に入りの飾りを作ってみましょう。

カリキュラム
@材料の用意。貼りたい材料を決め、裏打ちをする。    
A紙蝶番。羽根をつける作業1。         
B紙蝶番。羽根をつける作業2。         
C下張り。4面に下張りをする。         
D上張り。@の裏打ちを剥がし、カットして張っていく。     
E縁張り。紙や軸紐などを付ける。作品鑑賞。   

 凛(りん)とした空気の中で、黙々と和紙や着物の布地を貼り合わせる。高岡本部の「ひょうぐ『ミニ屏風(びょうぶ)を作ろう』」では、日本の伝統文化の一つである表具(ひょうぐ)に親しみ、ミニ屏風や色紙掛けなどお気に入りの飾りを作る。
 ●日本発祥の技
 表具とは書画などを鑑賞・保存するために紙や布で裏打ちする技術で、屏風に用いられる「紙蝶番(かみちょうつがい)」は日本発祥だ。板や厚紙の表面と裏面を、和紙などで互い違いになるようつなぎ合わせると、360度開閉できる。隙間を作らず、途切れないで画面を展開できるのが魅力となっている。
 創業120年の歴史を誇る表具屋「明野静観堂」(射水市)5代目の明野さやかさん(43)が指導する。明野さんは大学卒業後に家業の表具店を手伝うようになった。30代から本格的に仕事を始め、スキルアップのために、昨年、一級表装技能士の国家資格を取得。何十年も大切にされてきた屏風や掛け軸を修復し、依頼人を笑顔にしている。
 「講座ではなるべく工程を省かずに、難しさを味わって、楽しんでほしいんです」とこだわりを話す。はけの使い方、のりの付け加減などを上達させるには、それなりの経験が必要だ。受講生は少しずつ技術を身に付けて、作業の楽しさに触れていく。
 最初は厚紙でミニ屏風作りに取り組む。表具や紙蝶番の仕組みに理解を深め、5回程度で完成する。慣れてくると、着物や帯を使った掛け軸や飾りなど、希望に沿った作品にもチャレンジできる。お気に入りの写真を和紙に印刷して飾りを作ったり、2方向に開ける「隠し蝶番」に挑戦してみたり、楽しみ方はさまざまだ。
 明野さんは「昔ながらの材料と技術でものづくりを楽しむとともに、日本文化の奥深さに触れてほしい」と話す。

 ■デザイン決める瞬間が好き
 元々はちりめん細工で人形や小物を作るのが好きで、自分の作品をより魅力的に飾りたいと思って受講を始めました。難しい工程もありますが、できることが少しずつ増えて楽しいです。
 季節や場面に合わせて制作しています。デザインを決めた瞬間が好きで、完成品を思い浮かべるとわくわくします  

開講日・体験日

随時体験受付中

曜日・時間

第1・3火曜10:00〜12:00

期間・受講料

4,400円(月2回)
※別途教材費(初回に2000円程度)
※別途設備維持費
※お支払い方法:口座振替

初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし1DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。
別途、設備維持費が必要です。体験や受講希望の方は事前にお申し込みください。

講師

創業120年の表具屋明野静観堂5代目         
一級表装技能士   
明野 さやか

持ち物

汚れてもよい服

備考

●お申し込みには預金口座の振替登録が必要です。
 ≪ご用意いただくもの≫
  @3カ月分の受講料 A口座番号 B預金口座お届印
  *最初の3カ月分はコンビニ振込用紙でお支払、4カ月目より預金口座からの引落
●はじめての方は入会金500円が必要です。ただし70歳以上の方は入会金が不要です。