ストレス解消にぴったり
懐かしの名曲に合わせて叩いてみましょう

■体験料■　500円　※事前に必ずお申し込みください。
■持ち物■　筆記用具

手と足で違った動きをする脳トレドラム。始めは、手だけを動かし、足を追加します。徐々に自由に手足が動くようになってきますよ。

　和やかな雰囲気とは対照的に、腹に響く重低音が教室を満たす。高岡本部の「シニアドラム」では、受講生が力強くスティックを振るっている。
　講座では基本のスネアドラムをはじめ、バスドラムやクラッシュシンバルなど計８種類のドラムとシンバルを使い分ける。右手と右足を一緒のリズムで動かし、一拍おきに左手をいれる「フォービート」を基本とし、慣れてきたらエイトビートなどに挑戦して演奏の幅を広げていく。
　音の長短やリズムは、言葉を当てはめてユニークに覚えている。例えば「タータン」で「ラーメン」、「タタタン」で「食べたい」といった調子で、リズムを刻む。複雑で分かりにくい場合でも、言葉を組み合わせて楽しく覚えられる。
　講師の土合茜さんは、「メロディーをつくり出す楽器とは異なり、リズムだけで曲を表現できるのがドラムの魅力」と語る。「質にこだわりすぎず、リズムを刻む楽しさを感じてほしい」をモットーに指導しており、自分の演奏を動画に収めて送信するなど、楽しさを伝える一工夫には手間を惜しまない。受講生の間では「褒め上手」と評判で、受講生のレベルに合わせてレッスンを行っている。
　ドラムの魅力に触れた受講生は、パワーにあふれている。おしとやかな女性も、スティックを握れば生き生きした表情でエネルギッシュにドラムをたたき、演奏を終える頃にはびっしょりと汗をかいているほどだ。「バシッとたたく爽快感がたまらない」との声のほか、一定のリズムで集中してやり遂げる習慣が身に付いて「悩んでもくよくよしなくなった」と思わぬ効果も上がっている。
　「ＹＭＣＡ」やビートルズの「Ｇｅｔ　Ｂａｃｋ」など、思い思いに演奏を繰り広げる。土合さんは「来年３月のカルチャー祭りでは、氷見との２教室で披露できたらうれしい」と話す。

　●人生に新たなエネルギー　高井智恵子さん
　脳のトレーニングになりそうだと思い申し込みました。今では自宅用に電子ドラムを買ってすっかりはまっています。
　演奏に集中して、積極的な気持ちも芽生えてきました。ドラムは人生に新たなエネルギーをもたらしてくれます。