初めての「ひょうぐ」(表具)NEW

創業120年の表具屋明野静観堂5代目が担当

いま見直されている和の文化。日本古来の技法に触れながら、 お気に入りのミニ屏風、ミニ掛軸、和本などを作ります。

「ミニ屏風」「ハガキ掛け」「ミニ掛け軸」などを作ります。表具は和紙の特性を活かして作業を進めます。
屏風に使われている紙蝶番は、日本で生まれた技術です。
日本古来の技法に触れながら、 お気に入りの飾りを作ってみましょう。

凛(りん)とした空気の中で、黙々と和紙や着物の布地を貼り合わせる。高岡本部の「ひょうぐ『ミニ屏風(びょうぶ)を作ろう』」では、日本の伝統文化の一つである表具(ひょうぐ)に親しみ、ミニ屏風や色紙掛けなどお気に入りの飾りを作る。
 ●日本発祥の技
 表具とは書画などを鑑賞・保存するために紙や布で裏打ちする技術で、屏風に用いられる「紙蝶番(かみちょうつがい)」は日本発祥だ。板や厚紙の表面と裏面を、和紙などで互い違いになるようつなぎ合わせると、360度開閉できる。隙間を作らず、途切れないで画面を展開できるのが魅力となっている。
 創業120年の歴史を誇る表具屋「明野静観堂」(射水市)5代目の明野さやかさん(43)が指導する。明野さんは大学卒業後に家業の表具店を手伝うようになった。30代から本格的に仕事を始め、スキルアップのために、昨年、一級表装技能士の国家資格を取得。何十年も大切にされてきた屏風や掛け軸を修復し、依頼人を笑顔にしている。
 「講座ではなるべく工程を省かずに、難しさを味わって、楽しんでほしいんです」とこだわりを話す。はけの使い方、のりの付け加減などを上達させるには、それなりの経験が必要だ。受講生は少しずつ技術を身に付けて、作業の楽しさに触れていく。
 最初は厚紙でミニ屏風作りに取り組む。表具や紙蝶番の仕組みに理解を深め、5回程度で完成する。慣れてくると、着物や帯を使った掛け軸や飾りなど、希望に沿った作品にもチャレンジできる。お気に入りの写真を和紙に印刷して飾りを作ったり、2方向に開ける「隠し蝶番」に挑戦してみたり、楽しみ方はさまざまだ。
 明野さんは「昔ながらの材料と技術でものづくりを楽しむとともに、日本文化の奥深さに触れてほしい」と話す。

 ■デザイン決める瞬間が好き 村田弘美さん
 元々はちりめん細工で人形や小物を作るのが好きで、自分の作品をより魅力的に飾りたいと思って受講を始めました。難しい工程もありますが、できることが少しずつ増えて楽しいです。
 季節や場面に合わせて制作しています。デザインを決めた瞬間が好きで、完成品を思い浮かべるとわくわくします

開講日・体験日

お問い合わせください。

曜日・時間

第1・3火曜日14:00〜16:00
◆会場/氷見総局3F教室
体験当日は、3F教室へ直接お越しください。

期間・受講料

4,400円(月2回)
※別途教材費(初回に2,000円程度)
※設備維持費別途

<受講申し込みについて>※1日講座、特別講座を除く

受講申し込みには口座振替登録が必要です。

≪ご用意いただくもの @3カ月分の受講料 A口座番号 B預金口座お届印≫

基本月謝制での口座振替となります。4カ月目よりご指定の銀行口座から口座振替となります。
新規入会の方は入会金500円が必要です。ただし70歳以上の方は入会金が不要です。
別途設備維持費が必要です。

講師

創業120年の表具屋明野静観堂5代目
一級表装技能士
明野さやか

備考

●氷見教室は事務員が常駐しておりません。
 お問い合わせは高岡本部(電話0766-26-7000)にお願いいたします。