客の立場を中心に、茶会の流れやマナーを学び、細かい割稽古を行います。また、抹茶の話や季節のお菓子、お点前道具、茶室のつくりなど、茶道の基本的なことにもふれ、初心者の方でも楽しみながらはじめられます。お茶のお稽古が、待ち遠しくなります。お稽古をこれから始める方や作法はわからないけれどお茶会に行ってみたい方に最適な講座です。 まずは、ご希望の方には実力に応じて、裏千家茶道「 初級（入門･小習）」の許状を取得できます。男性も習えます。

初心者向けのため、楽しくお茶をいただくことをモットーにしています。最初に堅苦しいことは言いません。お茶をこぼすなど粗相のないようないただき方の基本指導を心掛けています。お辞儀の仕方や道具の扱い方、言葉遣い、お茶のたて方など徐々に身につけてほしいと思います。
　受講を希望する動機は人によって異なります。「お茶が好きだから」「お茶の世界観を勉強したい」「お茶に興味があった」などさまざまです。私は高校生の時、学校の茶道クラブに入ってから続けています。１９８９（平成元）年から指導するようになり、３０年以上がたちます。
　年齢や性別は関係ありません。仕事を退職した後に習い始めた男性もいます。正座ができない人は、いすに座って受けることもできます。
　お茶を楽しく、おいしく飲むためには、いろいろな知識が必要になります。非常に奥深く、勉強することがたくさんありますが、だからこそ、長く続けることができます。講座で教えていることを日常生活に生かしてほしいと思います。