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※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。

宴会やパーティーで披露しよう！
身近な素材を使った、アッと驚くマジックを覚えてみませんか？
基本から始めますので、だれでも気軽に受講できます。
あなたも人気マジシャン！

３本のロープの輪が結び目をほどかずに、いつの間にか互いにつながったり、離れたり。砺波市のアピタ砺波スタジオで開かれている「マジック入門」では、中高年の受講生７人が楽しみながら手品の技の習得に励んでいる。
　受講生の目標は福祉施設の慰問や保育所での交流行事、祭りで発表することだ。観客をあっと驚かせる瞬間が手品の醍醐味といえる。
　高岡奇術愛好会のメンバーで、マジシャン「ブラック・ゾロ」こと坂口知明さんが指導している。手品師として２０年近い経験があり、２０１１年から富山新聞文化センターの講師を務める。
　この日は、３本のロープの輪を使った「リンキングロープ」、棒に垂れ下がったひもに結ばれた魚の模型が２匹、３匹と増える「ミラクルフィッシュ」や、細長い風船に鉄の串を突き刺しても割れない「バルーンイルージョン」の３種類の手品を手ほどきした。
●道具も割安で
　坂口さんは、習得の遅れている人に合わせて丁寧に教えるのが方針で、器用でないと思う人も必ずマスターできる。手品は道具の購入が必要になるが、１種類３千円以内の割安な価格に収まるようにしている。
　手先の技術に加え、手品を面白くするには、観客を楽しませる話術も重要になる。教室で坂口さんは軽妙に語りながら、手本を見せた後、受講生が同じように挑戦する。
　「復習が大切。自宅でも暇を見つけて練習してほしい」と坂口さんは呼び掛ける。受講して４カ月目の飯田昌子さん（６５）＝砺波市庄川町種田＝は「手品は見るのも、やるのも楽しい。覚えた手品を早く発表したいです」と笑顔を見せた。

■自分独自の世界を　飯田清美さん
　手品を習い始めて６年目。先生が優しく教えてくれて、奥が深くて飽きません。３年前から福祉施設などのボランティア活動で手品を披露しています。利用者に喜ばれると、励みになります。美空ひばりさんの歌に合わせた手品を考えていて、自分独自の世界を作ってみたいです。