デッサンからはじめる日本画
- 教室:富山新聞文化センター 高岡プラザ(旧高岡本部スタジオ)
- 富山県高岡市中川1-1-10
- 電話:0766-26-7000

★随時体験可能★
※体験の際は、必ず事前にお申し込みが必要です。
■体験料■ 500円
自然のなかに在る素材を使って、自然から得た感動を素直に表現します。
道具やその扱い方はもちろん、基本のスケッチの指導から始めますので、趣味で始められる方も、将来的に公募展出展を目指す方も受講できます。
色鮮やかな花や野菜、風景などがパネル上の紙に丁寧に描かれる。高岡会館別館で開かれる「デッサンからはじめる日本画」は、南砺市日本画連盟相談役で、県日本画家連盟常任委員の小原好博講師による受講者の個性を尊重した指導が特徴だ。
講座の名称の通り、受講1年目は基本のデッサンをじっくり学ぶ。例えば足や胴体の曲がったスルメイカの干物をじっくり観察して写生する。小原さんは「スルメイカの干物は日持ちがして色や形が変わらない。観察力を養い、複雑な曲線を描く技術を学べる」と狙いを話す。1年間で花や果物など5枚程度のデッサンを描いて、基本を身につけてもらう。
デッサンを学んだ後、10号サイズの作品制作に取りかかるが、道具の使い方も基本を重視している。水干絵の具は、黄土色の絵の具が主に下塗りに使われる。小原さんは「下塗りは絵に厚み、奥行きが出る」と重要性を話す。貝殻の成分でなる胡粉(ごふん)や砂状の顔料の岩絵の具は、上塗りや仕上げに使う。
●公募展で大賞
2011年に始まった講座では、受講2年目から8年目の受講者が市展や県展など公募展への出品を目指して制作に打ち込んでいる。公募展には50号から80号サイズの作品が必要で、完成までに半年以上は掛かる。住宅建築と似ており、基礎工事に始まり、柱やはり、外壁の色をどうするかなど丁寧な制作工程が重要になる。だからこそ、1年目の基本が生きてくる。
昨年は受講者が市展大賞、町展大賞を受賞したほか、2人が県展の入選に輝いた。小原さんは「構図など助言するが、受講者の描きたいものが、うまく表現できるように心がけている」と話した。
■優しい指導で成長、能島京子さん(入善町上野)
7年前から入善町の自宅から通っています。以前も日本画を習っていたのですが、基本から学びたいと思ったのがきっかけです。デッサンや岩絵の具の使い方など優しい指導で成長できました。昨年は町展大賞を受賞しました。79歳ですが、創作意欲は旺盛です。
開講日・体験日 |
※体験には必ず事前にお申し込みが必要です。 |
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曜日・時間 |
第2・4木曜日 |
期間・受講料 |
3,960円(月2回) <受講申し込みについて>※1日講座、特別講座を除く
受講申し込みには口座振替登録が必要です。 ≪ご用意いただくもの @3カ月分の受講料 A口座番号 B預金口座お届印≫基本月謝制での口座振替となります。4カ月目よりご指定の銀行口座から口座振替となります。 |
講師 |
南砺市日本画連盟委員長、富山県日本画家連盟委員 |