初めての方はもちろん、練習したけど挫折してギターが埃をかぶっているという方に、基本よりもとにかく楽しく簡単に弾けるようになるギター教室が出来ました。好きだった曲を弾き語りで楽しみませんか？

　射水教室で開かれている「はじめてのギター」は、受講生がアコースティックギターによる弾き語りの上達を目指している。参加者からは「指導が丁寧で分かりやすい」と評判で、人気も高い。
　指導するのは、県内でギタリストとして活動する六反（ろくたん）洋一さん（５７）＝南砺市。受講生は六反さんの手本を参考に、思い思いのペースでギターと向き合っている。
　受講生は経験者から未経験者まで幅広いため、グループに分かれて練習に取り組んでいる。
　初心者はまず指の動きが簡単な「スタンドバイミー」「乾杯」「夢の中で」などに挑戦し、慣れてくると弦を指でつま弾いたり、音を途中で止めてリズムを出したりするテクニックも教わる。いずれの受講生にも、理解するまでしっかり教えるのが特徴だ。
●ギター好き育てる
　会場は、参加者がお互いを名前で呼び合ったり、談笑したりと和気あいあいとした雰囲気に包まれている。六反さんは「楽しく取り組むことが上達にもつながっている」と話す。
　教室が開講して３年になる来春には、これまでの成果を披露するコンサートを初開催する予定だ。難しい曲に挑戦するなど年々受講生の向上心も高くなっており、六反さんは「ギター好きを増やすことを目標にこれからも続けていきたい」と笑顔を見せた。

■達成感がある　石黒敏博さん（射水市善光寺）
　何か打ち込める趣味を探していたところ、ギター教室と出合いました。始めて１年が過ぎましたが、曲を弾き終わると達成感があり、自宅でも毎日楽しく練習しています。これからも受講生同士で技術を高め合いながら、多くの曲を演奏したい思います。