心と体のバランスを整える健康体操！！

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太極拳は力を使わずリラックスして行う身体にやさしい運動です。ゆっくりした全身運動で、足腰の筋肉が強化されるだけでなく、心肺機能の増進により病気にかかりにくく、またかかっても回復が早い体質になるとも言われます。また、ご希望の方には目標を持ち取り組めるように、「太極拳技能検定制度」があり、講座内でアドバイスができます。

　心安らぐ音楽に合わせて、深い呼吸をしながらゆっくりと手足を動かす。砺波市のイオンモールとなみスタジオの教室「ゆったり太極拳」では、ひざや腰に負担を掛けず、楽しみながら心身を鍛えられる。
　日本武術太極拳連盟公認Ａ級指導員の竹嶌惠美子さんが講師を務める。現在、受講生８人が「簡化二十四式太極拳」や「練功十八法」の初心者向けの太極拳を習う。
　太極拳は中国発祥の「武術」の流派の一つだ。全国の高齢者が参加するねんりんピック（全国健康福祉祭）の種目になっており、健康増進のための生涯スポーツとして普及している。
　「つま先とひざを同じ方向に向ければ、ひざは痛めません」「これ以上曲げると股関節がずれるので、今の姿勢を維持して」。教室ではけががないように基本姿勢を重視する。竹嶌さんは、準備体操から受講生の姿勢を一人ずつ修正する。
●体が軽くなる
　太極拳では音楽が流れる中、竹嶌さんは「１、２、３」と数字を数えながら、ボールを抱えるようなポーズや、重心を移して片足を持ち上げる姿勢を披露する。受講生は鏡を見ながら、竹嶌さんの動きに合わせる。入会したばかりの女性（７０）は「周りを見ながら動きを合わせるので精一杯。でも教室が終わった後は体が軽くなる」と喜ぶ。
　太極拳は体のバランスを取るために必要なインナーマッスルを鍛え、引き締まった体をつくることができるという。竹嶌さんは「初心者でも丁寧に教えている。リラックスして気分が良くなってもらいたい」と話す。

■心身のバランス整う　佐々木淳子さん（小矢部市西島）
　体調を崩した時期があり、健康維持のために４年前から始めました。難しい動きもありますが、深呼吸をしながら、無理なく体を動かすことで、心身のバランスが取れます。足の筋肉が自然につき、ひざの痛みもなくなりました。竹嶌先生を中心とする和気あいあいとした雰囲気も好きです。

　ヒーリング・ミュージックのような心安らぐ音楽に合わせて、受講者がゆっくりと手や足を移動させる。砺波市のイオンモールとなみスタジオで開講中の「ゆったり太極拳」は、老若男女誰でも無理なくできる動きが人気の秘密だ。
　太極拳は中国発祥の拳法で、教室では健康運動として広く親しまれる「簡化２４式太極拳」を学ぶ。講師で日本武術太極拳連盟公認Ａ級指導員の竹嶌惠美子さんは「ゆっくりと体重移動することで、主に下半身の筋肉が鍛えられます。バランス機能の向上にもつながりますよ」と効果を語る。
　教室では初心者が多いため、型を少しずつ習得して練習を重ねている。これまで２４の型のうち１２の型を学んだ。受講者の一人は「動きが複雑でなかなか覚えられないけれど、先生が何度も丁寧に教えてくださるので安心」とほっとした表情を見せた。また「腰痛が楽になった」「心肺機能が鍛えられて呼吸が楽になった」などと話す受講者もいた。
●遊び心も取り入れ
　昨年１２月の講座では、相手の攻撃を手で左右に振り払い、膝を払いながら進む型「左右〓（テヘンに楼の右側）膝拗歩（ズオヨウローシーアオブ）」を習得した。息をそろえて集中しながら動く受講者に対し、竹嶌さんは時々手や足を支えて正しい位置に誘導していた。無理な動きをすると体を痛めてしまう恐れがあるからだそうだ。
　時には気分転換で「ユー・レイズ・ミー・アップ」などの洋楽で動作をすることもある。動き終えた受講者は「スケート選手みたいな曲で格好良かったでしょ」「気分が乗って楽しいのよ」とうれしそうに話した。竹嶌さんは「和気あいあいとした雰囲気の講座です。ぜひ一度体験に来てくださいね」と話した。

■体がほぐれ楽に　沼田節子さん（小矢部市津沢）
　１０年以上前から太極拳をやっていて、一度辞めましたが、健康のためにとまた習い始めました。先生は優しく分かりやすく教えてくださいます。ゆっくりとした動きの割に運動量が多く運動不足が解消します。運動後はひざや腰がほぐれて家事がしやすくなります。

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